事故防止に欠かせないキュービクルの点検方法！ 

キュービクルは、浸水や小動物の侵入による停電事故や漏電による感電・火災事故などのトラブル発生の危険性が伴います。 

安全に使い続けるためには、定期的な点検が必要です。 

日常点検 

日常的な巡回による目視での点検です。 

測定機器などを使い、電流や電圧の数値を調査し記録します。前回の点検記録と照らし合わせて異変がないかを確認することが重要です。 

また、音や匂いなどに異常がないかにも注意します。 

定期点検 

定期点検は通常、選任の電気主任技術者や電気保安法人に依頼します。 

月次や隔月での点検では、目視による点検に加え、受電盤・配電盤の電圧や負荷電流・ブレーカー温度なども確認するでしょう。 

また、非常用発電機の動作確認も行う場合があります。 

年次点検では、全館停電の上、より詳細な保安点検をするのが一般的です。 

精密点検 

3年に1度程度で行われる精密点検では、設備を分解するなどして入念な動作試験・確認が行われます。古くなった部品の交換や接触子の調整なども行うでしょう。 

臨時点検 

トラブルや不備が発生したときは、その都度臨時点検を行います。 

復旧作業や事故原因の調査により、再発防止策が講じられるでしょう。 

いかがでしたでしょうか。 

今回はキュービクルの点検について、その必要性と具体的な方法を紹介しました。 

電気設備であるキュービクルは、思わぬトラブルや事故の発生も考えられます。 

リスクを少しでも減らすために、点検はこまめに行いましょう。