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日常生活ではあまり馴染みのないキュービクルですが、コンビニやスーパー、ショッピングモールや空港の稼働には欠かせない存在です。
キュービクルは、発電会社から送られてくる高電圧の電気を、低電圧に変換し施設内に分流しています。
電気に関わる精密設備であるため、その取り扱いや設置基準には十分な配慮が必要です。
そこで今回は、キュービクルの設置基準のポイントを紹介します。
自社施設にキュービクル設置が必要な方は、ぜひ本記事を読んで情報収集してください。
目次
・キュービクルの設置基準
・設置する上での留意事項
・設置位置
・設置環境
・周辺環境への配慮と安全性が第一
キュービクルを設置する上での具体的な基準ポイントを見ていきましょう。
莫大な量の電気を扱う設備であるため、安全性が第一に優先されます。
設置する上では、感電・火災などのリスクが抑えられ、長期的な使用と保守点検が可能であることが重要でしょう。
また、建物の内外に設置するキュービクルは建物との共存性が重要なため、可能な限り設置面積や高さを抑えることが求められます。
屋外では外観にも影響を与えることを忘れてはいけません。
設置する際には、周辺環境への配慮も大切です。
電圧を変換して分流するキュービクルは、できる限り電力の需要場所の近くに置くのが一般的でしょう。
また、法令により近接する建物から3m以上離れて設置しなければなりません。
そして操作と点検がスムーズに実行されるよう、遮断器や断路器がある操作面は1m以上、点検面は0.6m以上の作業スペースを確保する必要があります。
感電や火災事故の防止のため、浸水の危険性がなく、不燃材料で区画された、防火戸や換気設備がある室内に設置するのが原則です。
また、電気室内に設置する際は配電盤計器面で300ルクス以上、その他の部分で70ルクス以上の照度が確保されないといけません。
侵入などによる予期せぬトラブルが発生しないよう、フェンスなどでの保護や施錠・変電設備であることの表示も求められます。
この他にも、騒音や雷・結露対策などを適宜行う必要があるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回はキュービクルを設置する上で留意しておくべきポイントを紹介しました。
一般的な設置基準の他にも自治体独自の規則が設けられている場合があります。
設置のルールを守って、安全に長くキュービクルを使いましょう。
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