お役立ちコラム
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オフィスビルで働いていたりビル内の施設を利用していたりすると、ビル内で業者が作業しているところをよく見かけます。
また、時にはビル全体が停電・閉館することがあるでしょう。
これは多くの場合、ビルに備わっている電気設備の点検をしているからです。
ではビル内でよく見かける点検はなぜ行う必要があるのでしょうか。
今回は、ビルの電気設備の法定点検について、その内容や規則を紹介します。
ビルの管理をする方や、ビル内施設の責任者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
・ビルの電気設備の法定点検
・電気設備において必須の資格
・電気設備の安全使用に欠かせない法定点検
では、ビルの電気設備の点検に関する法的規則や点検内容について解説します。
ビルを管理する上では、さまざまな法規則を遵守しなくてはなりません。
消防法や労働安全衛生法、警備法など複数ある中で、電気事業法は停電や火災事故などの電気トラブルを防ぐために定められています。
電気事業法によれば、「電気工作物」を扱う事業者は、それらの定期点検を自主的に行わなくてはなりません。
一般的に電気工作物とは、発電設備・送配電設備・構内電気設備などの電気設備全般を指します。
定期点検は義務であるものの、細かい点検内容は決まっていません。
これは、電気設備の種類や用途がそれぞれ異なるためです。
事業者は保安規定を作成し、産業保安監督部に提出します。
自主的に作成した保安規定をもとに定期点検を行いますが、保安規定を破った場合には法律違反となり罰則が伴うため注意が必要です。
定期点検には年次や月次のものがあります。
通常、年次点検はビル全館を停電をして実施するでしょう。
ビルに設置されたキュービクルの変圧器や断路器の確認、漏電がないかの調査を測定器などを用いて行います。
また、埃などによる火災を防ぐため、周辺環境の清掃を行うケースもあるでしょう。
法定点検では、安全性を考慮しビル内を停電する場合があります。
その際には点検日を事前告知し、パソコンやサーバー・電話交換機などの電子機器が故障しないように対策をとりましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ビルにおける電気設備の法定点検について解説しました。
点検内容や頻度は、ビルの管理事業者や地域などによっても異なります。
法規制や自治体のルールをよく確認しましょう。
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