お役立ちコラム
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オフィスビルで働いていたりビル内の施設を利用していたりすると、ビル内で業者が作業しているところをよく見かけます。
また、時にはビル全体が停電・閉館することがあるでしょう。
これは多くの場合、ビルに備わっている電気設備の点検をしているからです。
ではビル内でよく見かける点検はなぜ行う必要があるのでしょうか。
今回は、ビルの電気設備の法定点検について、その内容や規則を紹介します。
ビルの管理をする方や、ビル内施設の責任者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
・ビルメンテナンスの要「受変電設備」の役割と構成
・受変電設備の役割
・受変電設備の構成
・受変電設備の種類
・キュービクル式と開放形
・キュービクル式の特性
・開放型の特性
・それぞれのメリット
・受変電設備を理解し、各々の立場で選択する
まずは受変電設備が担う役割とその仕組みについて解説していきます。
大規模施設は施設内で高圧受電したものを低圧変換して利用しています。
その設備が受変電設備ですが、電圧変換だけでなく、負荷設備を保護し波及事故の防止を行う役割も果たします。
受変電設備を形作る構成は以下のとおりです。
区分開閉器
電力を供給する側と受ける側を分ける役割を担います。
断路器
設備のメンテナンスを行う際、電源と回路を切り離す必要があります。その際、回路内に電流が流れない状態で電力回路を開閉する役割を担う装置です。
遮断器
設備の不具合など、何らかのトラブルにより回路に流れる電流が大きくなった時、電流を遮断する安全装置のような役割を持ちます。
変圧器
発電所から送られる交流電流の電圧を変える役割を持ちます。
発電所から流れてくる高電圧の電流を低圧に変えることで、建物内で電力が使用できるようになります。
保護継電器
電圧や電流の数値に急激な異変が生じた際にそれを検知し、遮断器が作動するよう指示を出します。それにより、電子機器や施設そのものを守る役割を果たします。
制御装置
受変電設備が聖堂に作動するよう制御する役割を持ちます。
計測機器
電圧計・電流計・電力計・力率計等の機器のことを表し、文字通り各数値の計測を行います。
低圧配電設備
電圧を低圧に変換したものを建物内の機器等に分配する機能を持ちます。
受変電設備には「キュービクル式」と「開放形」の二種類があります。
以下でその特性について説明します。
上記の構成を全て一つのパッケージにした箱型の物で、屋外に設置される事が多いです。
フレーム鋼の基礎に継電器や遮断器等がついた、据え付け型の受電設備の事です。
それぞれのメリット
キュービクル式は標準化されている為、コストパフォーマンスの良さが特長です。開放形は大容量の場合、キュービクル式より低コストになります。
キュービクル式は標準化されている為、コストパフォーマンスの良さが特長です。開放形は大容量の場合、キュービクル式より低コストになります。
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただく事でビルの電気設備をご理解いただけたと思います。本記事では、それぞれの機器が持つ役割や内容、種類を解説しました。
ビルメンテナンスを行う際は、各機能が持つ役割を的確に把握した上で作業を開始するようにしましょう。
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