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建物の使用電力量が増えたときには、キュービクルの増設が必要となります。
しかしキュービクルにも幾つか種類があり、容量や費用等を考慮したときに設置すべきものが異なってきます。
そこで本記事では、増設の際の新しいキュービクルの選び方を解説します。
増設を考えているけれど、新しいキュービクルにどのようなものを選べばいいのか分からないという方はぜひ、本記事を参考にしてみてください。
目次
・キュービクルの選び方
・容量の計算方法
・キュービクルの種類(小型・標準・大型等)
・キュービクルは必要な性能をもったコストパフォーマンスのよいものを選びましょう
新しいキュービクルを選定する際のポイントを紹介します。
新しいキュービクルを選定するのに一番大切なのが容量です。
増えた分の電気を補える容量であることはもちろんですが、必要以上に大きなものにすると設置や維持コストが高くなるため、あくまで適切な容量を慎重に選択する必要があります。
設置する場所が確保できるかどうかも選ぶときのポイントです。
設置するために新たな土台工事が必要になる場合もあり、また設置場所によっては外観を損なうことも懸念されますので、まず設置できる十分なスペースの有無を考えるようにしましょう。
必要以上に高性能なものを選ぶと初期費用が大きくなります。
一方、メンテナンスしやすいものにすれば維持費を抑えられますので、選ぶ際には性能や容量だけでなく、”コストパフォーマンス”という点にも着目してみましょう。
キュービクルの劣化は事故の原因になりえますが、新しいものに交換するにも費用がかかります。
平均的な寿命は15年前後とされていますが、適切なメンテナンスを定期的に行えばそれより長く使えることも。
JIS規格や日本電気工業会が定めているJEM規格は信頼性を判断する基準になります。
キュービクルの容量は内部におさめられる変圧器の総容量によって決まります。
例えば、建物内で使用するトランスが電灯100kVA 2台と動力300kVA 1台である場合、キュービクルの容量は500kVAになります。
では、トランスの容量はどのようにして計算すればいいのでしょうか。
トランス容量は、建物内で使用している電気機器の電圧や電流の容量から算出されます。
トランスは主に単相と三相の2種類に分かれます。
一般の家庭では単相交流。 工場など大きな電力を必要とする場所では三相交流が使用されます。
単相と三相はそれぞれ容量の計算方法が異なります。
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで新しくキュービクルを選ぶときの基準がご理解いただけたと思います。
信頼性の高いものを選ぶのは大切ですが、必要以上に高性能なものにすると余計なコストがかかりますので、設置する施設に見合ったものを選ぶようにしましょう。
求める性能とコストのバランスを意識することが大切です。
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