セイクンのサービス
Seikun's Service
直撃雷とは、雷雲から直接対象の建造物に雷放電(落雷)することです。
この時の放電電流は数十kA~数百kAと非常に大きく、時間的には数百μ秒~数m秒と短時間ですが、膨大なエネルギーを有しているため、落雷すると建物を破壊したり人を傷つけたりします。
また、落雷電流は非常に大きいため、その電流通過の際、周囲の金属部分には各種の誘導結合(電磁気的、静電的、抵抗結合等)によりサージ(過渡的過電圧)が発生します。
このサージを誘導雷サージといい、数kV~数十kVの電圧が発生します。
このような過電圧は、数十μ秒~数百μ秒と非常に短い時間ですが、電気機器にとっては非常に過酷な電圧で、機器を損傷させたり、誤動作させたりします。
建築基準法や消防法等に避雷針の設置義務が規定されています。その設置基準は日本工業規格JIS A-4201(建築物等の雷保護)に定められています。
実際の保護範囲は、雷撃の侵入してくる方向と、雷電流の大きさにより異なるため一概には言えません。日本工業規格では、保護レベルに応じて回転球体法、保護角法およびメッシュ法で避雷針の配置を定めています。
保護法レベル | 回転球体法(m) | 保護角法 h(m) | メッシュ法幅(m) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
|
20 α(°) |
30 α(°) |
45 α(°) |
60 α(°) |
60超過 α(°) |
||
I | 20 | 25 | ※ | ※ | ※ | ※ | 5 |
II | 30 | 35 | 25 | ※ | ※ | ※ | 10 |
III | 45 | 45 | 35 | 25 | ※ | ※ | 15 |
IV | 60 | 55 | 45 | 35 | 25 | ※ | 20 |
※回転球体法及びメッシュ法だけを適用する
雷撃距離を半径とした球体を2つ以上の受雷部(大地含む)に同時に接するように回転させたときに、球体表面の包絡面から被保護物側を保護範囲とする方法。
避雷針上端から、その上端の鉛直線に対して保護角で定める稜線の内側を保護範囲とする方法。
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